バリアフリー情報

【施設】十石舟・三十石船(じゅっこくぶね・さんじゅっこくぶね)

【十石舟運航期間】3月26日~12月4日の期間※ただし8月は13~16日のみ運航、毎週月曜運休(祝日を除く、ただし4・5・10・11月は月曜も運航)
【三十石舟運航期間】4月2・3・9・10・16・17・23・24・29・30日、5月1・2・3・4・5・6・7・8日、10月8・9・10日、11月3・5・6日のみ運航
【運航時間】詳しくはホームページで確認

  • 音声・点字など
  • 段差(5センチ以上)あり
  • 階段あり
十石舟・三十石船

十石舟・三十石船

かつては城下町、港町、そして宿場町として栄えた伏見。名水に恵まれ、日本を代表する酒どころとしても有名です。そんな歴史と文化に彩られた伏見を川面から感じられるのが、十石舟と三十石船の船旅です。音声ガイドに加え、見どころが近付くと船頭さん自ら案内をしてくれるのも嬉しいところ。往復1時間弱で水上からの観光を楽しめます。
江戸時代、淀川を渡って伏見・大阪間を往来した客船を三十石船といいました。明治末期にはその姿を消しましたが、平安遷都1200年を迎えた1997年に、港町伏見を偲ぶ屋形船の遊覧船として復活。濠川(ごうがわ)に航路を設け、今は三十石船よりも定員数の少ない、十石舟が頻繁に出港しています。
水面からは柳並木をはじめ、緑と酒蔵の景色を楽しめます。三栖閘門(みすこうもん)を折り返し地点としており、一度下船して閘門を見学できる内容です。三栖閘門は水位の違う宇治川と濠川を結ぶ、いわば船のエレベーター。「三栖閘門資料館(旧操作室)」、復元された三十石船、十石舟とともに「伏見の淀川船運関連遺産」として近代化産業遺産に認定されています。
船の乗り降り時には、やはり注意が必要です。介助者に付き添ってもらってください。船の上ですので動き回ることは危険です。マナーを守り、他のお客さんと心地よく乗船しましょう。(調査月:2022年5月)

所在地 〒612-8043 京都府京都市伏見区本材木町
電話番号 075-623-1030
FAX 075-623-1039
ホームページ http://kyoto-fushimi-kanko.jp
アクセス 【十石舟のりば】
京阪中書島駅下車徒歩5分、近鉄桃山御陵前駅下車徒歩15分、市バス「中書島」下車徒歩5分
【三十石船のりば】
京阪中書島駅下車徒歩7分、近鉄桃山御陵駅前下車徒歩17分、市バス「京橋」下車徒歩2分
料金 【障がい者割引】本人のみ半額※障害者手帳の提示が必要
【料金】十石舟・三十石船ともに、大人(中学生以上)1200円、小人(小学生)600円、幼児(小学生未満)300円
【団体料金】10名以上で5%引き
備考
【駐車場】なし
【車いすマークのついた駐車場】なし
【車いす用トイレ】なし(ただし三栖閘門資料館には車いす用トイレあり)
【サービス】職員やボランティアによる案内や解説(船上でのアナウンスです。個人に向けたものではありません)
【備考】運航スケジュールは年度によって変更になる可能性があります。ホームページをご参照ください。
【手話等の対応】手話の対応不可・筆談の対応不可

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見どころ・バリア情報

入口の階段(いりぐちのかいだん)

入口の階段弁天橋の北東に乗船場へと続く、下り17段の階段があります。階段幅が広いので介助者の方と並んで歩けます。階段は南に向いていますが、乗船場は北側にあります。降りたら階段の右側をUターンする要領で移動しましょう。

乗船場(じょうせんじょう)

乗船場弁天橋をくぐり40メートルほど歩くと、十石舟の乗船場があります。まず右手にあるのがチケット売り場。チケットを購入しましょう。乗船時間の10分前には乗り場に集合です。過ぎてしまうとキャンセル待ちの方が優先されます。待合所があるので、のんびり乗船時間を待ちましょう。船と乗り付き場を繋ぐ橋の幅は84センチ。両脇には太ももあたりの高さに手すりが付いています。橋と船の間には20センチほど隙間ができるので注意してください。

船内(せんない)

船内十石舟は定員20名です(三十石船は定員30名)。左右に設けられた腰かけ(高さ36センチ)に座り、いざ出発。屋形船なので背の高い方は頭上にも注意しましょう。首の高さまではアクリル板が張ってありますが、顔には直接水面の風が。船のほどよいスピードと相まって心地よい風が走ります。ガイドの合間には月桂冠(げっけいかん)の「酒造り歌」が流れ、歴史情緒が漂います。

酒蔵(さかぐら)

酒蔵「酒造り歌」が流れだすと、進行方向右手には伏見の酒蔵群が見えてきます。蔵は木造で年月を経て全体に黒っぽくなり、独特の風合いを醸し出しています。所々に植えられた柳の木が一層和の趣を演出した、見どころスポットです。

「龍馬とお竜、愛の旅路」ブロンズ像(「りょうまとおりょう、あいのたびじ」ぶろんずぞう)

「龍馬とお竜、愛の旅路」ブロンズ像十石舟は、春と秋の間だけ運航される三十石船乗り場の前を通過します。乗船場である広場には、「龍馬とお龍、愛の旅路」と名付けられたブロンズ像が立っています。寺田屋で龍馬がお龍に危機を救われた話は有名です。その際龍馬が右手に負った傷を癒やすため、ここ寺田屋浜から三十石船に乗って九州の霧島に向かったそうです。日本で初めてのハネムーン、始まりの地です。

三十石船乗船場(さんじゅっこくぶねじょうせんじょう)

三十石船乗船場三十石船の乗船場です。運航期間中は乗船場にチケット売り場が設けらます。まずは蓬莱橋(ほうらいばし)南東にある、14段の階段を降りて乗船場につながる広場へと移動しましょう。階段幅は広いので、ゆっくり降りてください。この先、舟の乗り付け場までは道なりに続いていますが、少しいびつな道になっているので介助を頼みましょう。乗り付け場手前に下り4段の階段があります。川に続く階段と地続きなので注意。

三栖閘門船着場(みすこうもんふなつきば)

三栖閘門船着場折り返し地点である三栖閘門です。ここで一旦下船。乗船時と同じように舟と船着場の隙間に注意してください。乗り降り口には高さ20センチの踏み台があります。20から25分後に帰りの船が出港します。時間までに下船場に集まりましょう。資料館のある伏見みなと広場へは階段を上がって移動します。踊り場と道を挟む三つの階段。一つ目は14段、二つ目は7段、三つ目は21段あります。昇降機もあるので車いすの方も移動が可能。ただし、自由時間は昇降時間を引いて考えてください。

伏見みなと広場(ふしみみなとひろば)

伏見みなと広場伏見みなと広場からの景色は正面に宇治川、背後に濠川(ごうがわ)が流れるすがすがしいものです。芝生広場もあり、春にはソメイヨシノやシダレザクラが美しく咲き誇ります。階段を上がり約20メートル先にあるのが三栖閘門(みすこうもん)資料館(写真)。無料で見学が可能です。水運の歴史、三栖閘門の仕組みが分かりやすく学べます。音声による解説もあるので、是非覗いてみましょう。

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