バリアフリー情報

【施設】六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)

【開門時間】7時~18時
【休み】12月28日~12月31日

  • 階段あり
  • FAX・筆談などの対応
  • 多目的(車いす対応)トイレ
六道珍皇寺

六道珍皇寺

「六道さん」の名で親しまれている、臨済宗建仁寺派のお寺。小野篁(おののたかむら)が夜毎冥土通いに使ったとされる井戸があることで知られています。また、お盆に先祖の霊を迎える「六道まいり」も有名です。六道珍皇寺は平安時代、京の東の墓所である鳥辺野(とりべの)に続く筋に面していたことから、「あの世」と「この世」の入り口「六道の辻」と呼ばれてきました。地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人道・天道のいずれかに生まれ変わる、六道の分岐点だと民間で信じられてきたのです。霊の通り道であることから、お盆には先祖を六道珍皇寺で迎えるのですね。年に2回開催される特別公開時には、普段閉じられている境内の閻魔堂や薬師堂の扉も開きます。
境内には石畳が敷かれており、スムーズに移動ができます。特別公開時に使用できるトイレは普通トイレなので、近くにある公共の対応トイレで済ませておきましょう。(調査月:2022年2月)

所在地 〒605-0811 京都府京都市東山区大和大路通四条下ル4丁目小松町595
電話番号 075-561-4129
FAX 075-561-4129
アクセス 市バス「清水道」下車徒歩5分、京阪祗園四条駅下車徒歩20分、京阪清水五条駅下車徒歩20分
料金 【障がい者割引】本人無料、介助者1名無料※障害者手帳の提示が必要
        ※特別公開等の場合は料金,割引内容が異なります 
【拝観料】特別公開時は一般500円、中学生300円、小学生200円
備考
【駐車場】車3台
【車いすマークのついた駐車場】なし※ただし事前連絡をすれば1台分は確保してもらえる
【車いす用トイレ】あり
【トイレ】ウォシュレット対応/非常ボタンあり/男女別利用可/手すりあり/周辺施設に多目的トイレを借りられるところがある
【サービス】介護タクシーの呼び出し対応可/案内所(施設内の受付)あり
【入り口】インターホンあり(山門の東の柱)/自動ドアなし
【移動】段差あり(屋外通路,玄関,施設内廊下)/スロープ又はエレベーターなし/通路の広さ90cm以上
【土足禁止エリア】あり(車いすのタイヤを拭く、またはカバーを着ければ入場可)
【手話等の対応】筆談による対応可・手話による対応不可

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見どころ・バリア情報

六道珍皇寺入り口(ろくどうちんのうじいりぐち)

六道珍皇寺入り口松原通に面して入り口があります。やや急な傾斜が7メートル弱続くので、介助者がいると安心でしょう。

六道珍皇寺薬師堂(ろくどうちんのうじやくしどう)

六道珍皇寺薬師堂薬師如来坐像(重文)が安置されたお堂です。普段は閉じられていますが、六道まいりと特別公開の際には扉が開きます。間近で拝むためには、傾斜の急な階段を上がる必要がありますが、下からでも十分にそのお姿を拝観することができます。

六道珍皇寺閻魔・篁堂(ろくどうちんのうじえんま・たかむらどう)

六道珍皇寺閻魔・篁堂閻魔大王像や小野篁像をはじめ、計4体の像が安置されています。薬師堂と同じく、六道まいりと特別公開の際には戸が開かれます。普段は閉められていますが、格子の一部がのぞき窓になっているので、そこから拝観してみましょう。窓は高さ162センチと130センチの2カ所に設けられています。

六道珍皇寺迎え鐘(ろくどうちんのうじむかえがね)

六道珍皇寺迎え鐘十万億土の冥土にまで響き渡るという「迎え鐘」。六道まいりの際には、先祖の霊を呼び戻そうと参詣者の行列ができます。普段も自身の心を清浄とするため、自由に撞くことが可能。高さ57センチの位置に鐘を撞く綱があります。優しく響く鐘の音は、心を穏やかにしてくれることでしょう。

六道珍皇寺「小野篁冥土通いの井戸」(ろくどうちんのうじ「おののたかむらめいどがよいのいど」)

六道珍皇寺「小野篁冥土通いの井戸」本堂のお庭には、小野篁が冥土の行き来に使ったとされる井戸があります。篁は閻魔大王の家臣で補佐をするため、夜な夜な冥土に通ったという伝説が残っているのです。特別公開の際には本堂の奥にあるお部屋から井戸を眺めることが可能。普段は本堂の右手にある階段を上がり、のぞき窓から見ることができます。いずれにしても本堂に上がるには階段があり、歩行可能な方はぜひご覧ください。

六道珍皇寺賽の河原(ろくどうちんのうじさいのかわら)

六道珍皇寺賽の河原正面本堂に向かって左手にあるのが「賽の河原」。石地蔵がズラリと並んだ一角は、六道まいりの際に水塔婆(みずとうば)へ水向けする場所です。ここでは浄水にひたした高野槇(コウヤマキ)の葉先で水塔婆に水をかけます。これは「水」本来のもつ力により、三途の川を無事越えられますようにとの願いとともに、冥土での苦しみを犒う(ねぎらう)意味が込められています。またお迎え鐘で高野槇の葉先に宿った霊は、参詣者とともにわが家へ連れ帰ります。表に並んでいる石地蔵は一部で、実はお堂の地下に祀るものも合せると500体近くのお地蔵さんが安置されているそうです。

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